薬の飲ませ方のポイント

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 院長です。先日のおはなし会で説明させていただいた、薬の飲ませ方のポイントをまとめてみました。

薬の飲ませ方
【いつ飲ませるか?】
・園や学校で昼に飲めない場合は、行く前と帰ってからと寝る前の3回でよい。
・乳児では、授乳後は満腹で飲まないので、母乳やミルクの前に飲ませる。
・食後だとおなかいっぱいで飲めなかったり、食べたものと一緒に吐いたりすることがあり、食前、食後にこだわらず、時間になったら飲ませるのがよい。

【飲み方(散剤:飲めるとき)】
1)1回分の薬の入った袋の口を切る。
2)
袋の中にスプーンでごく少量(スプーン1杯以下)の水を入れる。この時、砂糖小さじ1杯を追加してもよい。
3)
手早くかき混ぜて、そのスプーンで子どもの口のやや奥に薬を入れる。
4)
子どもがゴックンできたら、ほめながら好きな飲み物を飲ませる。
 
多くの散剤は砂糖などの甘味材料でコーティングしているので、ゆっくり練り上げると表面が溶けて飲めない味になる。

【飲み方(散剤:飲めないとき)】
・散剤のコーティングの甘みをなるべく溶かさない(水分の少ない)もの
・散剤のにおいを隠す(独自の香りを持つ)ものを利用する。均一に混ぜるよりも、散剤を挟むようにして、匙にのせて食べさせる。そのような条件で探して、評判がよいのは、パンに塗るチョコレートクリーム、ジャム(粒のあるイチゴよりリンゴがよい)、アイスクリーム、ゼリー、である。

【坐剤】
 
挿入後に肛門部を押さえることで排便が誘発され、坐剤が排泄されやすくなる。挿肛後は直ぐに立位にするか、乳幼児なら縦抱きにして5分間待っていると、坐剤が出てくることはない。
                 (参考文献:小児の薬の選び方・使い方、南山堂 2015年)

実際の場面で試してみていただければと思います。「この方法はあまり良くなかった」とか、「こういうやり方もあるよ」といった感想やご意見をいただけると嬉しいです。内容によっては、皆さんにも公開したいと思います。よろしくお願いします。     (2015.9.27.)