HPVワクチン説明会

院長です。昨日の午後、HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)説明会を行いました。初めての企画だったので参加者が集まるのか不安でしたが、7組の方が参加くださいました。子宮頸がんについて、HPVワクチン接種について、HPVワクチンの副反応に関する情報についてお話させていただいて、時間の許す限り質問にもお答えしました。
このワクチンは、定期接種の状態のまま接種の勧奨を差し控えられている状況が、6年以上にわたって続いています。この間、日本小児科学会をはじめとする関連学術団体から、積極的な接種を推奨する旨の見解が出されています。また先月には、日本産婦人科学会から内閣官房長官あてに、『①HPV ワクチンの積極的勧奨の速やかな再開 ②積極的勧奨一時差し控えによりHPVワクチンを接種しないまま定期接種対象年齢を越えた女子に対する、定期接種に準じた接種機会の確保』に関する要望書が提出されています。
私は自身の勉強不足から、HPVワクチン接種に関する啓蒙をこれまで行ってきていませんでした。HPVワクチンについての情報を改めて勉強し直してみて、これまでそれを怠っていたことを皆さんに申し訳なく思うとともに、正しい情報を提供した上で接種をお勧めするべきだと考え、今回の説明会を行うこととしました。今後もこのような取り組みを継続していきたいと考えていますので、ご家族でHPVワクチン接種について考えるきっかけにしていただければと思っています。不明な点等があれば、遠慮なくお問い合わせください。  (2019.12.15.)